現在では2000サイト以上あると言われるオンラインカジノですが、リアルカジノ市場の売上を越えたともいわれているほど世界では成長市場の業界です。
まさに今これからがオンラインカジノの時代ともいえるオンラインカジノ業界ですが、実はオンラインカジノの歴史はまだ浅く、たった20年ばかりの産業なのです。
今でこそ世界でもメジャーなギャンブルとして認知されているオンラインカジノではありますが、実際に誕生したころの状況と現在でもだいぶインターネット環境も変わり、テクノロジーの進化も激しいわけで当時のオンラインカジノと比較しても、近年のオンラインカジノはかなり進化、発展しています。
そんなオンラインカジノの始まり当時のことや歩んできた歴史について興味をもってみるのもオンラインカジノを楽しみ方のひとつではないでしょうか?
今回はオンラインカジノの始まりから歴史を紐解いていきます。
始まり当時のことを知るとまた違う目線でオンラインカジノを楽しむことができますよ。
カジノの始まりと歴史
ラスベガスやマカオなどに連想される一般的なカジノのことをランドカジノと言いますが、オンラインカジノの歴史の前にカジノの歴史に少し触れておきましょう。
ランドカジノの始まりはイタリアの「カジノ・ディ・ヴェネツィア」が最古のカジノと言われています。
この世界最古のカジノ「カジノ・ディ・ヴェネツィア」は1638年につくられました。
カジノの普及はヨーロッパが起源とされていてフランスでは1700年代のルイ15世の時代に、上流階級向けや庶民向けの賭博場が広まり、イギリスでは1828年に「クロックフォード・カジノクラブ」が作られました。
一方アメリカではラスベガスがあるネバダ州でだいぶ後の時代の1931年にカジノがはじめて合法化され、現在のようなゴージャスなカジノ観光街に発展を遂げました。
現在ではカジノは120か国以上で合法化されているといわれており、2018年に日本もその中のひとつのカジノ合法国になったというわけです。
オンラインカジノの始まりと歴史
それではオンラインカジノの始まりは?というと、ランドカジノの始まりがヨーロッパ諸国で広まっていきましたが、オンラインカジノの始まりもヨーロッパのイギリス連邦国のアンティグア・バーブーダという国から始まります。
イギリス連邦国といってもアンティグア・バーブーダはカリブ海東部の諸島で本当に小さなアンティグア島とバーブーダ島の2つの島からなる国家です。
このアンティグア・バーブーダが世界で始めてオンラインカジノの法律を制定した政府で1994年のことでした。
このことによりオンラインカジノの合法化が始まり、今のような合法化された安全なオンラインカジノがどんどん誕生するようになっていったのです。
しかし、この当時はまだインターネット回線は遅かったですし、インターネット自体の普及もまだまだこれからという時代でしたので、オンラインカジノの普及にはもう少し時間がかかりました。
ちなみに現在でもアンティグア・バーブーダのライセンスを取得しているオンラインカジノは複数存在していて、アンティグア・バーブーダのライセンスは審査が厳しいことから信頼のおけるライセンス発行国とも言われています。
オンラインカジノに必要なゲームソフトウェアの始まり
オンラインカジノに必須のカジノゲームはオンラインカジノの運営企業がつくっているわけではありません。
カジノゲームのソフトウェアの誕生はオンラインカジノの法律が制定された年と同じ年の1994年に現存している大手ゲームプロバイダーの「マイクロゲーミング社」が設立されました。
その後、1996年には「クリプトロジック社」、「ボスメディア社」などが設立されてきます。
オンラインカジノの歴史の中ではこの時期がまさにはじまりであり導入期といえます。
世界初のオンラインカジノは「インターカジノ」
世界初のオンラインカジノは1996年創業の「インターカジノ」です。
ゲームプロバイダーの「クリプトロジック社」の子会社「ウェイジャーロジック社」が運営企業となって創業開始となりました。
インターカジノは現在でも人気のオンラインカジノで現在ではキュラソーライセンスを取得しています。
1996年の創業以来数々のカジノイベントで様々な賞を受賞してきたので海外での知名度もかなり高いオンラインカジノでもあります。
インターカジノの創業企業のウェイジャーロジック社は合併や買収などがあり、インターカジノは現在、「Breckenridge Curacao B.V.」の運営になっています。
まとめ
オンラインカジノの歴史的にみてみるとこの短い期間でもかなり発展成長してきています。
しかし、テクノロジーの進化やコンプライアンス面なども含めて長い目で見れば、まだまだ始まったばかりの市場だといえるでしょう。
近年ではIR(特にカジノ)を通して経済発展している後進国なども見受けられますが、その背景にはオンラインカジノでの収益というものもあります。
そういった意味でもオンラインカジノは収益性の高いビジネスモデルとなり、日本でも認可されていくことも考えられなくはありません。
もしかしたら歴史の1ページとなる瞬間が来るのかもしれませんね。
これからのオンラインカジノ業界がどう発展していくのか見守っていきましょう。
こちらの記事もよく読まれています。
コメント