「カジノの女王」ともいわれるルーレットは欧州のカジノでは絶大な人気を誇るカジノゲームのひとつです。
ルーレットのゲームは実際にディーラーがウィール(回転盤)に球を落としてプレイするテーブルゲームというイメージが強いかもしれませんが、機械によって自動的に球が落とされるものやコンピューターによるビデオルーレットなどもあります。
とはいってもルールは非常にシンプルで賭け方によって配当が異なり、どのポジションにどれくらい賭けるかが勝敗のポイントになります。
さっそくルールの説明をしたいところですが、その前にルーレットには種類が2種類あるのでそちらをまず解説していきます。
ルーレットの種類
ルーレットには大きく2種類のルーレットが存在します。
ヨーロピアンルーレットとアメリカンルーレットです。
この違いは数字の「00」があるのか、ないのかですが実はこの違いが大きな違いなんです。
ヨーロピアンルーレット
ヨーロピアンルーレット(フレンチルーレットも含む)は0~36までの数字の全部で37個の数字が存在します。
つまり、ヨーロピアンルーレットの数字を当てる確率は1/37になり2.7%ということになり、還元率(ペイアウト率)は97.3%になります。
アメリカンルーレット
アメリカンルーレットは0~36と00の合計38個の数字が存在します。
よって、アメリカンルーレットの数字を当てる確率は1/38になり2.63%で、還元率は94.7%です。
還元率とはカジノの儲けを引いたパーセンテージです。
ルーレットではカジノの儲けであるハウスエッジを0と00で得ているといわれています。
つまり、ヨーロピアンルーレットでは「0」の1個分の2.7%がカジノの儲けになり、アメリカンルーレットで「0」と「00」の2.63%×2で5.26%がカジノの儲けということになります。
この儲けのパーセンテージを100%から引いたものが還元率となっています。
還元率からもわかるようにアメリカンルーレットの方がヨーロピアンルーレットに比べて勝率が低くなります。
ルーレットで遊ぶ人たちの間ではアメリカンルーレットでは遊んではいけないといわれているのもこの確率の違いがあるからなのです。
そして、このルーレットを選ぶこと自体も初心者にとってルーレット必勝法の基本といえるでしょう。
まずは、ヨーロピアンルーレットかアメリカンルーレットかの選択はヨーロピアンルーレットから遊ぶように心がけてみましょう。
ルーレットのルール
ルーレットのルールは覚えてしまえばいたってシンプルですが、その分奥深いとても楽しいゲームです。
ルーレットの賭け方と配当
ルーレットの基本ルールはいたってシンプルでディーラーがウィール(回転盤)の中にボールを弾いてから「ノーモアベット」と締め切られるまでにシート内にチップを置くことでベットが完了します。
まずはルーレットの賭け方と配当を覚えることから始めましょう。
ルーレットにはいろいろなベット方法があり、数字に対してベットしていくインサイドベットと赤黒の色や数字の大小、偶数奇数などにベットするアウトサイドベットがあります。
インサイドベット
インサイドベットとは数字の部分のエリアにベットすることで全部で6つのベット方法があります。
ストレートアップ
ストレートアップベットはいわゆる1点賭けです。
配当は36倍になりルーレットの配当表には(35:1)と表記されます。
スプリット
スプリットベットはまたぐ数字の間にベットする賭け方で2点賭けということになります。
配当は(17:1)の18倍になります。
ストリート(トリプル、3ライン)
ストリートベット(トリプル、3ラインともいう)は縦のラインの3つに賭けることができる3点賭けになります。
配当は(11:1)の12倍配当です。
コーナー(フォー、スクエア、クォーター)
コーナーベット(フォー、スクエア、クォーターともいう)は4つの数字の真ん中にチップを置きベットする4点賭けになります。
配当は(8:1)の9倍配当になります。
ダブルストリート(ライン)
ダブルストリートは2列の縦のラインにベットする方法で6点賭けになります。
配当は(5:1)の6倍です。
フォーナンバー
フォーナンバーベットは0と1、2、3の4点に賭ける方法です。
ちなみにフォーナンバーベットはヨーロピアンルーレットにしかできない方法で、アメリカンルーレットでは0、00、1、2、3の5点賭けのファイブナンバーベットというベット名になります。
配当は(7:1)の8倍配当になり、ファイブナンバーベットでは(6:1)の7倍配当になります。
アウトサイドベット
アウトサイドベットは数字以外の場所に賭けるベット方法になります。
広範囲の数字をおさえることができる反面、配当は低くなります。
カラー(レッド・ブラック)
赤・黒の色に対してベットするカラーベットは18点賭けになる方法で勝率がほぼ5割(実質48.6%)のベット方法です。
配当は(1:1)の2倍配当になります。
オッド・イーブン
オッド・イーブンはオッドは奇数、イーブンは偶数で奇数・偶数に賭けるベット方法で18点賭けになります。
配当は(1:1)の2倍配当になります。
ハイ・ロー
ハイ・ローはハイは19~36、ローは1~18に賭けるベット方法で18点賭けになります。
配当は(1:1)の2倍配当になります。
ダズン
ダズンベットは1~12、13~24、25~36の3つのエリアに分類されたストリートの縦軸4個分のエリアにベットする方法で12点賭けになります。
配当は(2:1)の3倍配当になります。
カラム
カラムベットはダズンベットとは異なり横軸の対象となる数字に賭ける方法でこちらも12点賭けのベット方法になります。
配当は(2:1)の3倍配当になります。
ルーレット用語
ルーレットでプレイしていると聞きなれない言葉を見たり聞いたりすることがあります。
こちらのルーレット用語は覚えておきましょう。
ウィール・・・回転盤のこと。日本ではホイールとも呼ばれる。
サレンダー・・・「0」か「00」が出たときのルール。
シングル・ナンバー・ベット・・・ストレートアップベットの別名。
スタック・・・チップを20枚積み重ねたもの。
スピナー・・・ボールを投入して当たり数字を発表する人のこと。
スポット・・・ウィール(回転盤)の数字。
セクション・ベット・・・ダズンベットの別名。
デフレクター・・・スポットの内側の8等分された部分のこと。
ハウス・エッジ・・・賭金からカジノの控除するパーセンテージや金額のこと。
パスト・ポスティング・・・賭けの受付終了後にチップを置く不正のこと。
バックトラック・・・ホイールの外周の溝のこと。
フレット・・・スポットの区切にこと。
ホイール・ローラー・・・ディーラーの別名。
レイアウト・・・数字などの賭けの対象のシート、表のこと。
ルーレット攻略法・必勝法
ルーレットにはいろいろな戦術や攻略方法があり、単純に運任せのギャンブルがしたのであればそれでも、もちろんいいのですが、攻略法や必勝法など、その方法を知っているか、知らないかでは結果に大きな違いを生むでしょう。
当サイトのこちらのページでルーレットの必勝法や攻略法などを解説していますのでチェックしてみてください。
まとめ
ルーレットは非常にシンプルなゲームですのでルール自体はプレイしていれば比較的簡単に覚えるやすいテーブルゲームです。
また、還元率もヨーロピアンルーレットにおいては97.3%と比較的高く、理論上は大負けはしないゲームでもあります。
実際のカジノやオンラインカジノで楽しむには打って付けのギャンブルゲームといえるでしょう。
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